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名門完全復活。コリンチャンス優勝を支えた堅守。

 2015年のブラジレイロンは、3年ぶりとなるコリンチャンスの優勝で幕を閉じた。名将チッチが復帰した今シーズンの”チマォン”は、序盤戦から守り続けた首位の座を最後まで手離すことはなかった。ベテランと若手がうまく融合し、微塵の隙も感じさせないチームには”完璧”という言葉が最も相応しい。特に顕著だったのが、堅守の復活。総失点数31は、リーグ最少記録だ。ここでリーグ制覇に大きく貢献した立役者を紹介しよう。


ゴールに鍵をかける、鉄壁の守護神


長身を生かしたダイナミックな守備が持ち味のカッシオ Photo by Getty Images
長身を生かしたダイナミックな守備が持ち味のカッシオ Photo by Getty Images

 日本で開催された、FIFAクラブワールドカップ 2012でMVPに輝いた守護神のことを覚えているだろうか。今シーズン、”チマォンの守護神”の完全復活は、コリンチャンス優勝の大きな原動力となった。ここ2シーズンほどはコンスタントに出場は続けていたものの、コパ・リベルタドーレスを制した2012年のパフォーマンスからは遠くかけ離れていた。しかし、今シーズンはキャリアベストともいえるプレーを披露。196cmの長身と抜群の反射神経を最大限に生かしたセーブで、幾度となくチームのピンチを救ってきた。11月の南米予選ではブラジル代表メンバーに選出されるなど、カッシオにとってこれ以上にない充実したシーズンとなったことだろう。コリンチャンスのリーグ最少失点は、守護神カッシオ抜きでは成しえなかったはず。代表でポジションを争うマルセロ・グロイ(グレミオ)、アリソン(インテルナシオナル)らを抑え、彼が今シーズンの最優秀GKの座に輝くはずだ。

立ちはだかる、最終ラインの防波堤


コリンチャンス守備の要であるジウ Photo by Getty Images
コリンチャンス守備の要であるジウ Photo by Getty Images

 GKカッシオとともに、リーグ最少失点の立役者となったのは、ブラジル代表メンバーのジウ。セレソンでは欧州で活躍するミランダやマルキーニョスの後塵を拝しているが、彼が国内最高峰のセンターバックであることに異論はないだろう。最大の魅力はなんといっても空中戦の強さとカバーリング能力。192cmの体格を生かしたエアバトルは向かうところ敵なしで、セットプレーでは貴重な得点源として機能する。そして、長いリーチを生かし、相手の攻撃陣を封殺するディフェンス対応は圧巻の一言だ。また、センターバックのコンビを組むフェリペ、両サイドバックのファギネル、ウェンデルら、最終ラインのメンバーをまとめ上げたリーダーシップも高く評価されるべきだろう。チームが世代交代を図る中で、しっかりと自らの役割を果たし、リーグ優勝に大きく貢献した。初の海外挑戦となったフランスのヴァランシエンヌでは花開かなかったが、母国ブラジルへ戻り充実の時を過ごしている。

チマォンが目指す、さらなる高み


 今シーズンのリーグ最終成績は、38試合で24勝9分5敗の勝ち点81。リーグ最多71得点、リーグ最少31失点と、チャンピオンクラブらしい結果を残したコリンチャンス。来シーズン求められるのは、ブラジレイロン連覇、そしてコパ・リベルタドーレス制覇の2冠だ。昨年には新たなスタジアム「コリンチャンス・アレーナ」を手に入れ、今年は圧倒的な強さでのリーグ優勝と波に乗っている。堅固な守備をベースに完全復活を果たした名門のさらなる躍進に注目したい。

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