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ベルマーレが今季も魅せる“湘南スタイル”の面白さ

Photo by Getty Images
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 悲願のJ1残留を果たした湘南ベルマーレ。曹監督が就任した12年にJ1昇格果たすも翌年に降格。このままズルズルと思いきや、翌年J2で別次元の強さを見せJ2王者となりJ1復帰にすると、昨季は年間8位で残留を決めた。「エレベータークラブからの脱却」という意味では、今年は勝負の年だ。人は大事な時こそ慎重になるものだが、このクラブは少し違う。

チームの哲学と“湘南スタイル”


 湘南ベルマーレは公式HPでチームの哲学を以下のように示している。
 
引用

湘南ベルマーレはプロフェッショナルチームである以上、
成果は「勝点3」のみと考えています。
しかしながら、勝負の世界に勝点3を獲得する明確な方程式はありません。
だからこそ、勝点3を獲得する確率を上げることを追及していくしかありません。
その手段が、目指すサッカースタイルであり、
我々はそれを「湘南スタイル」を呼んでいます。

引用元: 湘南ベルマーレ公式HP


 また、同HPで“湘南スタイル”を「攻撃的で、走る意欲に満ち溢れた、アグレッシブで痛快なサッカー」と定義している。つまり、これが湘南にとって勝ち点3を得るために一番の手段というわけだ。観客を楽しませるために攻撃的なサッカーをしたいと思うのは当然だが、攻撃的で痛快なサッカーをすることを勝つための手段と捉えていることに面白さを感じる。姿勢は常にアグレッシブ。勝ち点3を目指した攻撃的なサッカーは今季も続いている。
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 5日に行われたJ1第2節では、強豪・川崎F相手に4ゴールを挙げた。得点力のあるFWを揃える川崎Fに4点を決められ惜しくも引き分けたが、今季も「攻撃サッカー」をすると意思表示した試合となった。1点目こそ相手GKのオウンゴールとなりラッキーだったが、3人目の動きで右サイドを崩すと中央でルーズボールになりながらも菊池大介が諦めずに詰めて決めた2点目は多くの選手がプレーに絡んでいる。三竿雄斗の左CKからパウリーニョが豪快なジャンピングボレーでネットを揺らした3点目は意表を突いたプレーだった。そして圧巻だったのが4点目のシーン。CB三竿が左サイドを駆け上がりGKとDFの間にグラウンダーのクロスを送るとファーサイドに走り込んだCB岡本拓也が押し込んだ。まさに「走るサッカー」「ポジションにとらわれないサッカー」を体現して見せた。
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 曹政権となって5年目。今季2試合続けて走行距離が120kmを超えたチームは湘南だけだ。これまで湘南を支えてきた永木、遠藤、秋元らが抜けた穴は大きいが、湘南のサッカーに変わりはない。まだ成果は残せていないが、個ではなくチームとして、誰が出ても同じように文字通り11人で戦う“湘南スタイル”に今季も注目したい。(end)

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